RT_Reverb

■概要

この機能は、リバーブを設定する事が可能です。
リバーブの量は、MIDI各チャンネルに対してControl Change No.91のEffect Depth 1 (Reverb)で設定します。


■書式

RT_Reverb_All(INT iType, INT iTime)
RT_Reverb_Type(INT iType)
RT_Reverb_Time(INT iTime)
RT_Reverb(INT pp, INT vv)
RT_Reverb_Ex(INT idDevice, INT pp, INT vv)
[備考]
※この命令は、コンパイラ内部で以下のMMLに変換されます。
SysEx = $F0, MakerID_RealTime, idDevice, RT_DeviceCont, RT_DeviceCont_GlobalParameter, RT_Slot_Reverb[], INT pp, INT vv, $F7

■引数

引数名 初期値 範囲 機能
INT iType 4 0〜4,8 リバーブのタイプを設定します。
0 : Small Room (一辺5m程度)
1 : Medium Room (一辺10m程度)
2 : Large Room (ライブ可能な程度)
3 : Medium Hall (中規模コンサートホール)
4 : Large Hall (大規模コンサートホール)
8 : Plate (プレート・シミュレート)
INT iTime 各iTypeでの初期値は以下
0 : 44 (1.1sec)
1 : 50 (1.3sec)
2 : 56 (1.5sec)
3 : 64 (1.8sec)
4 : 64 (1.8sec)
8 : 50 (1.3sec)
 0〜127 低域の残響音が原音の-60dBまで減衰する時間(0.36〜9.0sec)を設定します。
設定値の計算式は以下の通りです。
INT iTime ＝ ln(Time[sec])÷0.025 ＋ 40
※ln()は、eが底のLog()関数です。
INT idDevice $7F $00 〜 $7F MIDIデバイスのDeviceIDを指定します。
MIDI規格では、Bloadcastである$7Fを推奨しています。
INT pp - 1〜2 パラメータ番号を指定します。
1 : Reverb Type
2 : Reverb Time
INT vv - - 各パラメータの数値を指定します。


■返り値

無し


■説明

リバーブの設定を行います。
これらの命令は、MIDIデバイス初期化時等の、演奏していない状態で使用する事が望ましいです。
RT_Reverb_Type()命令にて、リバーブのタイプ、
RT_Reverb_Time()命令にて、リバーブのタイム、
RT_Reverb_All()命令では、上記２つのパラメータを同時に設定する事ができます。
上記３つの命令は、関数内部でINT ppとINT vvを設定し、RT_Reverb()命令を呼んでいます。
RT_Reverb()命令は、idDeviceを$7F(Bloadcast)にしてRT_Reverb_Ex()関数をコールしています。 その為、デフォルトでは全てのMIDIデバイスがメッセージを受信します。


■使用例

List.1 

RT_Reverb_All(4,80);
TR(1)	o4 l4 cdefgabc


■関連項目