関係代名詞
■用法
関係代名詞とは文と文をつなぐ接続詞と、
すぐ前の名詞(先行詞)を受ける代名詞が１つに合体したもの。
とある名詞(先行詞)と、とある文が修飾する時に使う。
先行詞に成り得る名詞はは、主語・目的語・主格補語・前置詞の目的がある語。
「主語(S) 前置詞 前置詞の目的語 動詞(V) 目的語(O)」
の文があったとすると、以下の文法となる。
(1) 主語を関係詞節が修飾する場合(主語が先行詞)
主語(S)
関係詞節(関係代名詞＋文) 前置詞 前置詞の目的語 動詞(V) 目的語(O)
(2) 目的語を関係詞節が修飾する場合(目的語が先行詞)
主語(S) 前置詞 前置詞の目的語 動詞(V) 目的語(O)
関係詞節(関係代名詞＋文)
※先行詞が目的語の時は、関係代名詞(that,who,whom,which)は省略される場合がある。
(3) 前置詞の目的語を関係詞節が修飾する場合(前置詞の目的語が先行詞)
主語(S) 前置詞 前置詞の目的語
関係詞節(関係代名詞＋文) 動詞(V) 目的語(O)
■主格の関係代名詞 （関係代名詞が関係詞節の主語となる場合）
用法：
| 接続詞＋代名詞の文 |
I know a man, and he can run very early.
私は男を知っており、そして、「彼は」とても早く走れる。 |
| ↓関係代名詞の文へ |
and以降の文が、a manを修飾し、a man(男)とは、he(彼)である。
and以降の文で、heは主格なので、関係代名詞whoは主格となる。
and, he が 関係代名詞who(又はthat)となる。(人=who,物=which) |
| 関係代名詞の文 |
I know a man who can run very early.
私はとても走るのが早い男を知っている |
| 先行詞 |
a man |
| 関係詞節 |
who(主格:S) can(助動詞) run(動詞:V) very early(補語:C). |
※先行詞が目的語なので、関係代名詞(who)を省略できる？
上記の文から、関係代名詞whoを省いてみます。
I know a man can run very early.
こうすると、接続詞のthat節が省略されたのか、
関係代名詞whoが省略されたのか良くわかりません。
| 接続詞that節が省略されたとみなすとき。 |
I know (that) a man can run very early.
私は、男がとても早く走れることを知っている. |
| 関係代名詞whoが省略されたとみなすとき。 |
I know a man (who) can run very early.
私はとても早く走れる男を知っている. |
know,think,see,judge等の動詞は、その次にthat節が来ることが多いため、
（しかも、接続詞'that'は省略される事が多い。）
上のように、'that'を省略したのと間違えられる場合もあるので注意する。
■目的格の関係代名詞 （関係代名詞が関係詞節の目的語となる場合）
用法：
| 接続詞＋代名詞の文 |
The girl was pretty, and I met her in the park.
少女は可愛かった。私は公園で彼女に会った。 |
| ↓関係代名詞の文へ |
and以降の文が、the girlを修飾し、the girl(少女)とは、her(彼女)である。
and以降の文で、herは目的格なので、関係代名詞whoは目的格となる。
and, her が 関係代名詞who(又はthat)となる。 |
| 関係代名詞の文 |
The girl whom I met in the park was pretty.
私が公園で会った少女は、可愛かった。 |
| 先行詞 |
the girl |
| 関係詞節 |
whom(目的格:O) I(主語:S) met(動詞) in the park(修飾語) |
※目的格の関係代名詞は、通常省かれる。
(1)whom(人)
前に前置詞があるとき以外はwhomを省くか，代わりにwhoを用いるのが普通 |
The girl whom I met in the park was pretty.
↓
The girl (who) I met in the park was pretty. |
| (2)whith(動物・物) |
The car which he bought recently was stolen.
↓
The car he bought recently was stolen.
彼が最近買った車は、盗まれた。 |
※前置詞の目的語が関係代名詞になる場合は、以下の２通りがある。
・関係代名詞 〜 前置詞 (前置詞が関係詞節の後ろに来る)
・前置詞 関係代名詞 〜 (前置詞が関係代名詞の前に来る)
例１
（目的語を修飾する）
|
I know man, and I told you about him.
↓(関係代名詞の文へ)
I know man about whom I told you.
(この文は、前に前置詞がある為、関係代名詞を省けない。)
I know man whom I told you about.
|
↓(関係代名詞"whom"を省いて)
I know man I told you about.
|
例２
（主語を修飾する）
|
The girl lives here, and I told you about her.
↓(関係代名詞の文の文へ)
The girl about whom I told you live here.
(この文は、前に前置詞がある為、関係代名詞を省けない。)
The girl whom I told you live here about.
|
↓(関係代名詞"whom"を省いて)
The girl I told you live here about.
|
■所有格の関係代名詞
用法：
| 接続詞＋代名詞の文 |
I'm looking for a building, and it's walls are made of glass.
私は建物を見ている。そして、その壁はガラスで作られた。
|
| ↓関係代名詞の文へ |
and以降の文が、a buildingを修飾し、a building(建物)とは、it's(その)である。
and以降の文で、it'sは所有格なので、関係代名詞whoseは所有格となる。
and, it's が 関係代名詞whose(所有格では、関係代名詞にthatは用いない)となる。
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| 関係代名詞の文 |
I'm looking for a buliding whose walls are made of glass.
私は、壁がガラスで作られた建物を見ている。
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先行詞
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a buliding
|
関係詞節
|
whose walls are made of glass
|
※'whose'は'who'の所有格であるが、関係代名詞では'which'の所有格としても用いる。
■関係代名詞that
関係代名詞who,whom,whichの代わりに、thatを用いる。
以下の７項目以外では、who,whom,whichを用いることがある。
(1)先行詞が形容詞の最上級(下記)などの限定的な修飾語を伴う場合
the very
the only
the same
the first
the last
(2)先行詞が不定代名詞の場合
(3)先行詞が疑問代名詞である場合
(4)先行詞が人と物を含む場合
(5)関係代名詞の先行詞が補語の場合
(6)'it is... that'の強調構文で
(7)関係代名詞とbe動詞のみからなる場合
■先行詞が無い場合 (関係代名詞What)
用法１：関係代名詞節が主語(S)となる。（〜のは、）
関係代名詞の文
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What I need is telephone.
私が必要なのは、電話である。
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関係詞節
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What I need
私が必要なのは、
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用法２：関係代名詞節が目的語(O)となる。（〜のを、）
関係代名詞の文
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I send what was promised.
私は、約束されたのを送った。 |
関係詞節
|
what was promised.
約束されたのを、
|
関係代名詞what節が前置詞の目的語になる。
Japanese I said now is the same meaning as what I said in English a little while ago.
■
the same … as 〜
〜と同じ… の連語。
■
JapaneseとIの間に、関係代名詞that(/which)が省略されている。
用法３：関係代名詞節が主格補語(C)となる。（〜ことである。〜のである。）
関係代名詞の文
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This is what he says.
これは、彼が言ったことである。
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関係詞節
|
what he says.
彼が言ったことである。
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関係代名詞'what'の数について。
[a] whatに導かれる節がbe動詞を介して主格補語をとっている場合
主格補語が複数形でも，be動詞は単数形となるのが原則
例１
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What I need most is books.
私が最も必要なのは本だ。
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例２
（what節の内部においても同様）
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What is needed most is books.
最も必要とされるのは本だ。
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これらの場合isの代わりにareを用いる人もあるが，語法にやかましい人はisを用いる．
[b] what節をandで結ぶと複数扱いになる
例
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What I say and what I think are my own business.
何を言おうと何を考えようと私の勝手だ.
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主語
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What I say and what I think
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動詞
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are
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補語
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my own business.
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■関係代名詞what と 間接疑問文what と 接続詞that節
例文１ ：I know what was promised.
関係代名詞：私は、約束されたのを知っている。
間接疑問文：私は、何が約束されたのか知っている。
※文章では、関係代名詞なのか、疑問代名詞なのか、判断がつき難い。
話し言葉では、疑問代名詞であると、whatに強制(アクセント)を置くので、容易に判断が可能。
関係代名詞では、会話中で、「約束されたの」に主題を置いている時で、間接疑問文では、会話中で、「何が」に主題を置いている時。
不定詞句(to V)では、whatは疑問代名詞になる。
例文２ ：I know that it was promised.
that節 ：私は、それが約束されたということを知っている。
※「約束されたということ」という動作に主題を置いている。
■関連
主語
目的語
補語
接続詞
疑問代名詞
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