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属性(Attribute)

Signed-data, Enveloped-data, Encrypted-data, Authenticated-dataで使われるだろう、attributesについて定義する。
このAttributeフィールドは、『X.501 [X.501-88]』及び『RFC 3280 [PROFILE]』と互換性がある。
ここでは、PKCS#9で定義されるAttributeを示す。
追加のAttributeは、様々な場所で定義される。

Attribute ::= SEQUENCE {
  attrType OBJECT IDENTIFIER,
  attrValues SET OF AttributeValue }

AttributeValue ::= ANY
Attributeについて
フィールド名 内容
attrType attrValuesに格納される、属性データのタイプを示すoidが書かれる。
attrValues attrTypeで定義された属性データが格納される。

oid 名前 内容
1.2.840.113549.1.9.3 Content Type 
AttributeValue ::= OBJECT IDENTIFIER
Signed-data若しくはAuthenticated-data内部の encapContentInfoのeContentTypeフィールドに書かれたoid値と同一の値が格納される。
AttributeValueのSETは、１つでなければならない。
このタイプは、以下の場合において必ず存在しなければならない。
・Signed-dataのsignerInfosフィールドにおいて、signedAttrsが存在する場合。
・authenticated-dataに、authenticated attributesが存在する場合。
1.2.840.113549.1.9.4 Message Digest 
AttributeValue ::= OCTET STRING
このタイプは、Signed-data若しくはAuthenticated-data内部の encapContentInfoのeContentのOCTET STRINGSのダイジェスト値（ハッシュ値）が格納される。
AttributeValueのSETは、１つでなければならない。
このタイプは、以下の場合において必ず存在しなければならない。
・Signed-dataのsignerInfosフィールドにおいて、signedAttrsが存在する場合。
・authenticated-dataに、authenticated attributesが存在する場合。
1.2.840.113549.1.9.5 Signing Time 
AttributeValue ::=::= CHOICE {
  utcTime UTCTime,
  generalizedTime GeneralizedTime }
このタイプは、Signed-data若しくはAuthenticated-dataにおいて、署名した時刻が格納される。
1.2.840.113549.1.9.6 Countersignature 
AttributeValue ::= SignerInfo
このタイプは、unsigned attributeフィールドに存在しなければならない。